ストレッチR面(SSTA)

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【機能】

面取り円弧と半径寸法線の形状を変更する

【コマンド概要】

半径寸法線をストレッチします。
アイテムが面取り円弧でない場合は、円弧の中心固定で半径のみを変更します。
コマンドの内部処理でアクティブリストを使用しているため、コマンドの実行前に登録したアクティブリストはクリアされます。
対象アイテムは、円弧,線分,文字です。

【オペレーション例】

1. 変更後の半径を数値入力して、ストレッチします。
基準アイテム{半径数値,参照円弧 ID,寸法線 ID}* 10 C/R

基準アイテムを指示します。
ここでは、半径10mmを数値入力しています。

編集する円弧[半径]ID# <1> <2> 6 C/R

編集する円弧を指示します。
<1>と<2>で指示した円弧は、半径10mmに変更されています。
ここでは、円弧を指示した後で面取りの半径6mmを数値入力しています。

編集する円弧[半径]ID# <3>

編集する円弧を指示しています。<3>で指示した円弧の半径が、半径6mmに変更されます。

2.
円弧を指示して、ストレッチします。
基準アイテム{半径数値,参照円弧 ID,寸法線 ID}* <1>

基準アイテムを指示します。
ここでは、円弧を指示しています。

ストレッチ領域 D D(D)# <2> <3> C/C
ストレッチ領域 D D(D)# C/C

変更対象アイテムを多角形で囲みます。
C/Cのみを入力すると、領域が確定されます。
<2>と<3>で指示した領域内の半径5mmの円弧すべてが、対象となります。

半径{数値,参照円弧 ID}* 10 C/R

変更後の半径を指示します。
ここでは、半径10mmを数値入力しています。
半径5mmの円弧は、すべて半径10mmに変更されます。

半径{数値,参照円弧 ID}* <4>

変更後の半径を指示します。
ここでは、参照する円弧を指示しています。
’これと同じ半径にしたい!’という円弧がある場合は、その円弧を参照して同じ半径に変更できます。
半径5mmから半径10mmに変更された円弧は、<4>で指示した円弧の半径と同じ4mmに変更されます。

3.
寸法線を指示して、ストレッチします。
円弧が小さすぎて指示できないときは、寸法線を指示して、ストレッチ領域を指定します。
指示した寸法線と同じ半径の円弧がすべて変更対象となります。

基準アイテム{半径数値,参照円弧 ID,寸法線 ID}* <1>
基準アイテムを指示します。
ここでは、寸法線を指示しています。

ストレッチ領域 D D(D)# <2> <3> C/C
ストレッチ領域 D D(D)# C/C

変更対象アイテムを多角形で囲みます。
C/Cのみを入力すると、領域が確定されます。
<2>と<3>で指示した領域内の半径5mmの円弧すべてが、対象となります。

半径{数値,参照円弧 ID}* 10 C/R

変更後の半径を指示します。
ここでは、半径10mmを数値入力しています。
半径5mmの円弧は、すべて半径10mmに変更されます。

半径{数値,参照円弧 ID}* <4>

変更後の半径を指示します。
ここでは、参照する円弧を指示しています。
’これと同じ半径にしたい!’という円弧がある場合は、その円弧を参照して同じ半径に変更できます。
半径5mmから半径10mmに変更された円弧は、<4>で指示した円弧の半径と同じ4mmに変更されます。